当装置は、D₅₀=1μm以下の微粉製品を低エネルギーで生産できる分級機です。
石灰石、タルク、グラファイト、重晶石、雲母、カオリンなどの摩耗性が中程度の鉱物原料の超微粉分級(d₉₇=2〜4μm)に適します。
両軸分級ロータは、最高周速度120m/sの極めて高速運転が可能です。分級ロータ回転数はインバータで調整します。
製品供給は重力または空気輸送で行います。また、ATP分級機の分級ロータ部の置き換えとしても使用できます。
分級ロータ
分級ロータ中で発生する気流
当装置の分級ロータ(特許取得済み)は、シャープなトップサイズのカットと高濃度で大処理が可能なため、マルチロータ型ターボプレックス(ATP型)の代替機としても使用できます。
従来機と比較して処理エネルギーを約30%削減できます。また、分級機ATPよりも圧力損失が小さく、低エネルギーで分級できます。
耐摩耗ライニング(タングステンカーバイトコーティングなど)のほか、セラミックス仕様などにより、耐摩耗性の向上と共に金属コンタミネーションも抑制できます。
ボールミルとTTCの組合せによる閉回路粉砕フロー
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