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粉末ガラス、ガラスペースト

概要

粉末ガラスやガラスペーストの製造工程に用いられるホソカワの装置を紹介します。

ガラス原料の中でも、粉末ガラスやガラスペーストは、さまざまな電子部品に使用されます。また、ガラス原料は摩耗性が高く、金属コンタミが嫌われる場合が多いため、それを扱う装置は、粉接部をセラミックスやウレタンにするなど耐摩耗仕様とすることで、業界のニーズに対応します。当社装置は、プラズマディスプレイ用ガラス粉の製造に多く採用されています。

内容

プルビス PV

プラズマディスプレイ(PDP)は、構成素材の大半をガラス材料が占めます。このうちPDPの隔壁(リブ)、誘導体層、電極保護層に特殊な粉末ガラスから作られる各種のガラスペーストが使われます。

また、その他電子部品の耐熱性、気密性が求められる皮膜、絶縁、回路基板の形成などにも幅広く用いられます。タブレット型情報端末にも使用されます。

当分野では、超微粉砕機カウンタジェットミルAFG、分級機ミクロンセパレータやターボプレックス、気流式乾燥機ドライマイスタなどの装置が用いられてきましたが、現在、ガラス原料の粉砕プロセスでは、従来のボールミルやカウンタジェットミルAFGに比べて消費エネルギーが5分の1以下の乾式媒体攪拌型超微粉砕機プルビスが使用されています。

プルビスは、分級機能を内蔵した超微粉砕機です。装置下部に設けた粉砕部に投入されたガラス原料は、媒体ボールと共に攪拌されながら微細化されます。そして、粉砕された粒子は、底部から流入する気流により、装置上部の高速回転型気流式分級機に運ばれ、目的の粒子径に達したものだけが分級ロータを通過し、製品として集塵機で回収されます。また、分級粗粉は粉砕室にもどり、目的の粒子径に達するまで再粉砕されます。

プルビスの最大の特長は省エネと摩耗対策にあります。業界の最重要課題は金属コンタミのない製品を得ることであり、プルビスでは粉砕部・分級部ともに耐摩耗に適したセラミックス仕様にすることでその要望に応えています。

プルビス フロー

ボールミル フロー

具体的な耐摩耗対策

  • アルミナ製分級ロータ
  • ジルコニアモノブロックロータ
  • SiCモノブロックロータ

アルミナ製分級ロータ

ジルコニアモノブロックロータ

SiCモノブロックロータ

用途例

当社装置は、さまざまな粉末ガラス製造過程で採用されています。

ビンやコップなどのガラス面のスクリーン印刷や自動車用フロントガラス、リヤガラスの接着面を隠すために用いる“セラミックスインキ”原料の乾燥処理にドライマイスタが採用されています。また、化粧品の透明感や真珠光沢を出す効果、高級車用メタリック塗料における酸性雨などへの耐候性付与に用いられるガラス原料の粉砕処理にセラミックス仕様のACMパルベライザが採用されています。

ACM-15HC セラミックロータ

ドライマイスタ DMR-1H

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