静電粉体塗装装置

制御

レーザーサーモスコープ(膜厚測定制御装置)

塗装ブース直後で未硬化粉体塗料の膜厚を検知、測定偏差に応じて即座に吐出量の条件変更を行うことができる。

特徴

  1. オンラインでの品質管理が可能
  2. 塗膜品質の安定標準化が容易
  3. 塗膜の薄膜化,安定化による塗料の大幅削減が可能
  4. 塗装不良の削減による生産効率の向上

測定原理

レーザービームパルスはが未硬化塗膜の表面に当ると、そのヒットポイントはレーザーエネルギーにより定期的に加熱される。この温度上昇が未硬化塗膜の内部に広がり,ワーク金属面で反射、熱パルスとして塗膜表面に現れる。この熱パルスを検出、パルス形状の解析により膜厚を瞬時に測定する。

Fig. 11 レーザーサーモスコープ

Fig. 12

Fig. 13

コントロールモジュール EPG2007

ワグナーのあらゆるガンに対応できるECOTECH2007コントロールモジュール。
EPG2007コントロールモジュールは,ワグナーの新型ガンにはどれも対応可能である.簡単な操作でコロナ/トリボ,手動/自動の設定に切り換えることができる。
高電圧(kV,μA)、トリボチャージ(μA)表示は読み取りやすいLED表示。電圧は0~100kVで調整でき、電圧kVとμAが同時に表示される。さらにトリボガン使用時は実際のトリボチャージ(μA)が表示される。

仕様

対応コンベアスピード 1.8-10.0m/min
測定膜厚 30-120μ
精度 ±5%
測定ポイント 100㎜2/ポイント
測定時間 5-8sec
測定距離 650±150㎜
測定角度 90゜±20゜

Table 3

投資効果例

改善前塗料使用量 6,700kg/月
改善前平均膜厚 65μ
改善後平均膜厚 42μ
膜厚低減率 35%
塗料削減量 2,300kg/月

Table 4

コントロールモジュール EPG2007

Photo 19 コントロールモジュール EPG2007

Photo 20