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創業100周年記念式典(4月18日) 社長挨拶 概要

「チャレンジ精神で改革を」

1916(大正5)年の創業から今日で100周年を迎えられたのは、ひとえにユーザーや協力会社、社員等、
ステークホルダーの皆さんのご尽力とご支援の賜物と感謝いたします。

当社は、社会の変化と共にさまざまな変遷を遂げてきましたが、技術開発、国際化、人材集団の形成の
3つの基本方針を変えることなく貫き、100年間事業を続けてきました。
この間、「千成や蔓一筋の瓢かな」の句のごとく、創業者が発明した技術からたくさんの成果が実り、
今日に至ることができました。

1960年に初めて海外拠点を設立し、その後、技術提携で業績を拡大し、1982年のナウタミックス社(オランダ)を
皮切りに世界の著名な粉体技術企業を買収することで世界展開を加速しました。
日本では、M&Aという言葉がまだ一般的ではなく、買収=“乗っ取り”のイメージが強かった時代でした。
今では連結売上高の70%以上を海外向けが占めます。大阪の小さな鉄工所が100年でここまで成長を遂げたのです。

今日、創業100周年を迎えましたが、今後は後輩に何を残せるかを考えて下さい。次の100年を築く土台を
今、作っておかねばならないのです。そのためには、工夫と努力、そして何よりもチャレンジが重要です。
今までの100年は、先輩方のチャレンジ精神の賜物でした。これからの100年のためには、
新しい組織や仕組みを作っていくことが求められます。

チャレンジと言っても無茶をする必要はありません。しかし、少し難しいことに挑む気持ちや飽くなき好奇心が、
チャレンジ精神を生むためには必要です。

人間は本質的に安泰を求めるものですが、現実の社会は常に変化しています。厳しい現実を直視し、
克服して行く実力が問われます。まさに「来たらざるを頼むなかれ 我に備えあるを頼む」の精神が次の100年を
築くために必要なのです。

来る100年後に向けて、それぞれの職場で次の100年のために何をすべきかを考えて行動することが重要です。
その鍵となるのは、①参画意識を持つ、②思考停止に陥らない、③正しい判断基準を持つ、
④計画完達の強い意志を持つ、⑤責任感を持つ、これら5つを常に意識することです。

今日から自分が職場を改革する気概を強く持ち、経験や技術を後世に伝えて行ってください。
改革への責任感を積極的に発揮し、前に進むことが必要です。

全社員一丸となり、次の100年への第1歩を踏み出そう。

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