粒子を分級ロータの回転による遠心力と気流による向心力のバランスによって、微粉と粗粉を効率よく分級する遠心力型分級機です。
分級ロータを複数個備えたマルチロータタイプもあり、分級性能に影響することなくスケールアップが可能です。
ATP構造図
気流を伴った粒子の空気抵抗力が分級ロータの回転によって生じる遠心力より高い微粉は、分級ロータを通過し、微粉排出口を経由して、集塵機で回収されます。
一方、遠心力の影響を強く受けた粗粉はケーシング胴に沿って下降し、粗粉排出口から排出されます。
二次エアは、下降してくる凝集粒子を分散させ、再度分級ロータ部へ送ります。繰り返し分級を促進して分級性能を向上させています。
分級径は、回転速度と風量により調整します。高度な技術で精密加工された分級ロータは、シールエアで微粉中への粗粉の混入を回避します。
分級径Dth = 2 ~ 200μm 程度で、高い汎用性があります。
シャープでトビが少ない分級ができます。また、シールエアにより粗粉の混入を防止します。
ヒンジ機構により、分級部の開閉が容易にできます。
研磨材の製造工程にも使用できます。
金属コンタミを回避できます。
分級ロータの回転速度と風量で調整します。
マルチロータ型の採用で、微粉カットポイントを維持したスケールアップができます。
セラミックスマルチロータ
微粉排出口(セラミックス仕様)
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