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サイクロミックス ® CLX

概要

逆円錐型のケーシング内で回転するパドルによって粉体に強力な衝撃・せん断力を与え、攪拌・分散し、精密混合を行うバッチ式の高速せん断型混合機です。

原理・構造

サイクロミックス CLX 構造図

逆円錐型ケーシングの中央部に上部から駆動する単軸ロータを備えており、そのロータにはケーシング内壁に沿うように複数のパドルが付いています。

パドルの配列は、下段から上方への送りと戻しが交互に配置され、最上段パドルが高速回転します。

投入された原料は高速回転するロータにより、壁面に沿って旋回運動を起こし、逆円錐型のケーシング形状により、壁面に沿って上昇します。
その際、戻しパドルによって下降運動を与えられた原料との間に強力なせん断力が生じます。原料は上昇するほど、パドルの作動半径が大きくなるので、順次加速され遠心力が増していきます。

遠心力により壁面に押し付けられた原料は、壁面との間で強い摩擦力を受け、旋回する原料との間に強力なせん断力を生じます。
更に、ロータ上部のナイフブレードによって衝撃力を受けた後、ブレードのない高さまで上昇した原料は、減速しながらドーム型のカバー形状によりケーシングの中央部へ戻され、重力により沈降していきます。

このように原料は上昇・下降・加速・減速しながらケーシング内を循環し、パドルや原料同士のせん断力、ナイフブレードによる衝撃力を繰り返し受けることによって、迅速かつ完全に混合されます。

衝撃混合 イメージ図

せん断混合 イメージ図

特長

サイクロミックス CLX-1000

サイクロミックス CLX-5

短い時間で均一な混合が可能

ジャケットの伝熱効率が高い

ケーシングに取り付けられたジャケットによって、原料温度を容易に制御できます。

製品の排出が容易で機内残留がほとんどない

逆円錐型ケーシングとボールセグメントバルブの組み合わせにより、製品の排出が容易にできます。

清掃が容易

上部カバーがスクリューと共に自動で持ち上がる昇降装置の使用が可能です。

原料の中に軸シール部が埋没しない

上部駆動方式の採用で軸シール部が原料中にないため、原料との摩擦による軸シール破損の可能性がほとんどありません。

用途例

仕様

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