粒子の球形化や見かけ密度の増加による充填量の向上、不要物質の除去による付加価値の向上など各種材料の高機能化に用いられる多機能型粒子設計装置です。
1 台の装置で微粉除去と表面処理ができ、既存の設備の中に組み込むだけで簡単に品質向上を図ることができるので、電池材料、トナー、電子材料、化学材料などの分野で用いられています。
ハンマの高速回転によってエネルギーを与えることができる分散部と、微粉除去を行う分級部を有し、ケーシング中央側面部に粗粉製品のための排出口を装備します。
半バッチ式で運転し、機内に投入した所定量の原料に対し、設定された滞留時間(数十秒程度)で、目的に必要なエネルギーを与えることができます。
微粉は分級ロータを通過して捕集機に運ばれ排出されます。
一定時間衝撃作用を受けた粗粉製品は、ケーシング中央側面部の排出口から取り出されます。
エネルギーの調整は、主に滞留時間の変更によって行い、微粉カット径は、分級ロータの回転速度によって調整できます。
また、ジャケットに熱媒・冷媒を流すことで温度制御が可能です。
構造
球形化と微粉カットの例
微粉除去、表面改質、球形化、見かけ比重向上などの幅広い処理ができます。
処理時間、分級回転速度の変更により調整ができます。
粉接部をセラミックスで製作できます。
収率とタップ密度の関係
処理能力とタップ密度の関係
黒鉛原料
黒鉛粒子の球形化例
F 標準フロー
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