ナウタミキサの混合機能を活かし、減圧下で乾燥を行う円錐形攪拌型乾燥機です。
攪拌性能が高く、外部ジャケットからの高い熱伝達効率に加え、機内減圧により低温での乾燥が進むため、エネルギー効率も高くなっています。
構造
基本的な構造はナウタミキサと同じで、逆円錐型ケーシングの上部にモータ、ギヤボックスを配置し、ギヤボックスから伝達された動力で装置中央を軸として回転するスイングアームと、スイングアームの先端部に回転軸を持ち、ケーシング壁面に沿って回転するスクリューから構成されています。
ナウタミキサとの相違点は、ケーシング、軸封部の密封性、耐圧度を真空操作に適応できるように設計されている点です。
また、温水やスチーム(冷却の場合は、工業用水や冷水、冷媒)などを通すジャケットを設けています。
攪拌性能が高いので、外部ジャケットからの熱伝達効率が高くなります。
構造的に空気リーク量が少なく、安定した真空状態が得られるので、真空ポンプの容量が小さくて済みます。
混合、乾燥、反応、冷却などの工程を行うことができます。
逆円錐型で底部に排出口を持つ構造のため、製品の排出が容易で、残留がほとんどありません。
機内にはスクリューが1本あるだけのシンプルな構造です。
パルスジェットコレクタ真空耐圧型(HP 型)を本機上部に設置することで、コンデンサ、真空ポンプを粉塵から守り、製品回収率を上げることができます。
真空乾燥システムフロー
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