スクリューと揺動式アジテータを備えた独特の機構を持つ供給機です。
安定供給が困難な付着性の強い原料や、かさ密度の小さい原料などを定量供給するのに適した装置で、粉砕・分級機への供給機として、また混合機への微量添加用供給機として幅広く利用できます。
ファイントロンFT-N 型は、従来のファイントロンFT型を改良し、分解・組立を容易にしたモデルです。
構造図
本体とホッパ部で構成されます。ホッパに内蔵したアジテータがスクリューの動きに連動して左右に揺動、ホッパ内の粉体のブリッジを防止することで粉体の性状が安定し、常に粉を均一にスクリューへ充填できるため、供給が安定しています。
ホッパ、アジテータ、スクリューは本体から簡単に取り外せ、清掃が容易な構造となっています。
また、本体内にアジテータやスクリューを動かす駆動部があり、ホッパ部とはオイルシールで隔離されています。
スクリューは中心軸がないコイル状スパイラルスクリューを採用し、インバータにより15 〜 115rpmの範囲で変速可能です。
フラッシングを起こす原料には、オプションでフルブレードスクリューを用意しています。
化学、食品、医薬品をはじめ、あらゆる粉体を扱う分野で定量供給機として使用されています。
さらに精度の高い定量供給が必要な場合は、オプションの計量器を付属してロスインウェート方式による計量供給を行うことができます。
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