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インスタントコーヒー

概要

インスタントコーヒーの製造工程に用いられるホソカワの装置を紹介します。

インスタントコーヒーへの市場要求は高度化し、レギュラーコーヒーのような芳醇な香りが求められるようになりました。
香り高いインスタントコーヒーを目指して新しい製造方法の開発が進んでいます。

内容

低温粉砕装置 リンレックスミル

コクのあるインスタントコーヒーには、芳醇な香りと深い味わいが求められます。これらを満たすため、コーヒー豆を微粉砕し、インスタントコーヒーに加える手法が開発されました。

しかし、粉砕中に生じる熱が香りや味に悪影響を与えるため、一般的な粉砕機による処理は適しません。そこで、この解決策として、低温粉砕装置リンレックスミルが注目されています。

リンレックスミルの構造

リンレックスミルは、粉砕中に生じる熱や酸化から材料の変質を防ぐだけではなく、分級機構を内蔵すると共に、衝突型粉砕機構を採用した独自の構造により、原料を効率よく粉砕できます。また、冷熱損失を最小限に抑えるため、フリーザやサイクロンをコンパクトな保冷ボックスに収納した斬新な省エネタイプの粉砕システムです。

原料は先ずフリーザに投入し、液体窒素(LN₂)で予備冷却した後、スクリューフィーダで粉砕機に供給します。粉砕機も直接供給したLN₂で冷却されており、供給した原料は所定の低温下で粉砕分級されます。また、機内にLN₂を流すことで機内の酸素量を減らし、酸化を防いでいます。

トーラスディスク

粉砕されたコーヒー豆は、室温に戻る時に結露するため、濡れてしまいます。そこで、凍結粉砕した製品を乾燥するため、後段に連続式間接加熱型乾燥機トーラスディスクが用いられます。

粉砕して乾燥したコーヒーの粉を従来のインスタントコーヒーに加えることで、芳しい香りと深い味わいのコーヒーを作ることができます。

【粉砕処理例】
処理量:170kg/h、粒子径 d50:20µm

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