旋回気流による分級機構を持ったシンプルな構造で、弱熱性原料を数μm まで粉砕するジェットミルです。
GMP、CIP/SIP対応が可能であり、幅広い医薬原料の粉砕に適しています。
スパイラルジェットミル AS
粉砕機構
粉砕エアはスパイラル状に配置されたノズルを通り、粉砕室へ音速に達する高速で流入します。
一方原料は、エジェクタエアによる吸引力でフィードシュートから粉砕室に送り込まれ、粉砕エアがスパイラル状に流れる部分で捕らえられます。
このような機構によって投入された原料は、粉体粒子同士の衝突および摩砕により粉砕されます。
その後、粉砕された原料は粉砕室内に形成された渦中で分級されます。処理された微粉は、粉砕エアによって排出口に送られます。
粗粉は遠心力によりノズルリング付近で旋回し、再粉砕されます。
スパイラルジェットミルは排出口の特殊な形状により、微粉域の優れた分級が可能です。
機内の気流は粉砕室内滞留原料の量に影響を受けます。
滞留量が多いとスパイラル気流が乱れ、遠心力が低下し、製品が粗くなります。
そのため、原料滞留量と粉砕空気量との関係が、製品粒子径制御の最も重要な因子となります。
駆動部を持たない旋回流型で扱いやすく、ノズルリングは製品の要求粒度に応じて取替え可能です。
部品点数が少なく、分解洗浄性に優れています。
1 回10g 程度の極少量処理機種から数百kg/h の大量処理機種までご用意しています。
スパイラルジェットミル 医薬仕様100AS
スパイラルジェットミル 医薬仕様315AS
スパイラルジェットミル 医薬仕様200AS
スパイラルジェットミル 50AS-I (コンプリートタイプ) SUS 製フィルタケース付き (粉塵飛散防止) 供給用振動フィーダ付き 概寸:355Wx405Dx560H(mm)
スパイラルジェットミル 50AS-II (ベーシックタイプ) フィルタ付き (フィルタケース無し) 概寸:275Wx260Dx423H(mm)
ラボ機仕様
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