慣性力を用いてトナーの粗粉をカットすることを目的に開発された慣性力型気流層式分級機です。
駆動部を持たないため、分解洗浄性が非常に高く、メンテナンスも容易にできます。
CF 構造図
高性能な粗粉カット分級を実現するため、慣性力を最大限に利用できる構造となっています。
圧縮空気と共に供給された原料は、吸気エアによって飛行軌跡が曲げられます。
曲げられた気流上に存在する原料粒子は、その大きさに応じて流れる軌跡が異なります。
大きな粒子は慣性力が大きいので直線的な軌跡を描き、小さな粒子は空気抵抗力により大きく曲がります。
この流れ場中にソードを設け、流路を2 つに分けています。
微粉はクリフ直下流路から微粉排出口を経由して、集塵機で回収されます。
粗粉は外側の流路を通って粗粉排出口から排出されます。
分級精度
トナーの粗粉カットにおいて、非常に高い分級精度を実現しています。
吸引空気量比とソード位置調整により分級点を調整します。
気流を強制的に湾曲させ、粒子径による慣性力の差を拡大させています。
駆動部を持たないため、分解洗浄性が非常に高く、メンテナンスも容易にできます。
特に微粉砕機 グラシス (R)GCとの組み合わせで効果を発揮します。
CF フロー例
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