ジャケットによる加熱と高速で回転するパドルでの攪拌によって熱を伝達し、原料を短時間で効率よく乾燥できる間接加熱型乾燥機です。
恒率乾燥区間での乾燥や付着しやすい原料の乾燥に適しています。
また、使用するキャリアガス量が少なく揮発性溶剤の回収にも向いており、滞留時間が短いので、熱による損傷を抑えて乾燥できます。
乾燥後の冷却機としても使用できます。
構造図
加熱用(冷却用)ジャケットが全周に付く水平円筒型ケーシングと多数のパドルが取り付けられた攪拌ロータで構成され、ジャケットの中に温水や蒸気、熱媒油(冷却の場合は工場用水や冷水、冷媒)が流れる構造になっています。
熱源の温度を調節することで乾燥温度を制御できます。
パドルは3 つの異なる角度(45°、90°、135°)で取り付けることができ、原料に推進力や攪拌力、バックミキシング効果を与え、乾燥時間や攪拌力の調整ができます。
また、キャリアガスを流して機内の結露防止や微粉の除去も行えます。
キャリアガスの流れ方向は、用途によって原料と同じ流れ方向(並流)あるいは原料と逆流れ方向(向流)のどちらにも対応しています。
SJS内部
原料中の凝集塊や、機内で二次的に生成 される凝集物をパドルによって解きほぐします。
パドルの取付角度や回転速度の変更によって乾燥時間を調整できます。
窒素などの不活性ガスをキャリアガスとして使用することで、酸化しやすい原料の乾燥や可燃性のある揮発性溶剤の回収ができます。
樹脂をはじめ食品、医薬品、顔料、染料など幅広い産業分野で使用されています。
特に樹脂の溶剤の回収システム及びポリエステル系樹脂の結晶化機として多くの実績があります。
SJS用途例
SJS フロー例
結晶化工程 フロー例
ご質問・ご相談はお気軽にお寄せください