伝熱面積が大きくコンパクトな、二軸タイプの間接加熱型乾燥機です。
3 種類(M式、F式、C式)をラインアップしています。
M 式は、扇形のブレードを2 枚持ち、混合性を重視した恒率乾燥区間用の機種です。汚泥などの流動性の悪い原料の乾燥に適しています。
F 式は、トーラス型(ドーナツ状)ディスクを二軸持ち、原料の搬送性を向上させた、減率乾燥区間用の機種です。
C 式は、M 式とF 式の中間的存在で、付着に強く、原料の搬送性も高いので、恒率乾燥区間・減率乾燥区間の両区間に対応する機種です。
構造図
加熱用ジャケット付W 型ケーシングとディスクを多段に取り付けた二軸ロータで構成され、ジャケットとロータの中に温水やスチーム、熱媒油(冷却の場合は、工業用水や冷水、冷媒)が流れる構造になっています。
二軸構造のため、お互いのディスク周りの原料にせん断力が働き、付着が発生しにくくなっています。
原料は、連続的に攪拌、加熱、輸送された後、排出口堰からオーバーフローして排出されます。
ディスクがロータに多段で取り付けられているので、容積に対して伝熱面積が大きくコンパクトな構造になっています。
排出口堰高さの変更によって、乾燥時間を調整できます。
互いのディスク周りの原料にせん断力が働くため付着が軽減できます。せん断力はディスクの回転速度や回転方向で調整できます。
排ガスは蒸気と排気口付近の結露を防止する目的で流すキャリアガスのみです。
MTD 標準フロー
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