複合化及び粒子設計加工

新素材を創造するメカノフージョンシステム

メカノフージョン装置は、有機・無機物質、金属、セラミックス等の微粒子の複合化や表面改質、粒子形状のコントロール、ならびに粒子レベルでの微細精密分散混合によって、高機能化粒子の作製、新素材粒子の機械的な大量処理が可能です。

応用例

電子・電気部品への応用例（金属/セラミックス）

金属微粒子の周りにセラミックス超微粒子を表面融合させることにより、これらを圧縮成形、焼結した材料は金属的な電磁気作用を持ちながら、絶縁性のある新素材が生まれています。

応用分野

触媒 / セラミック部品 / 電気部品 / 磁石 / トナー / 電子部品 / 化粧品 / 医療 / 顔料 / Liイオン 2次電池 / Ni-MH 2次電池 / 燃料電池 / バイオケミカル / セメント材料 / 粉末冶金 / サーメット原料

アグロマスタ（複合顆粒化）

アグロマスタAGM-SDタイプは、流動層内に直接液体原料を噴霧供給し、層内で連続的に顆粒を作製する画期的な造粒装置です。 本装置で作製される顆粒製品は、従来の流動層造粒方式のものと比較して、美観性の高い球状、重質（高密度で0.6～0.8/cc）なものが得られることが大きな特長です。通常、顆粒の平均粒子径は数10～3000μm程度の範囲で調整が可能です。
本造粒方式の採用によって、液体原料から顆粒を作製する製造プロセス、例えば、「スプレードライヤー＋造粒機＋顆粒球形化機＋仕上げ乾燥機」等から構成されている従来型の製造プロセスを本装置１台で置き換えることが可能になります。

自動運転式アグロマスタの構成とフロー図

アグロマスタによる顆粒製品の例（原料：食品添加物の水溶液）

複合化及び粒子設計加工

PMMA粒子の表面に超微細なフッ素樹脂粒子を融合させることによって、帯電性の弱いPMMA原料から負極帯電性の強い微粒子への改質が行われています。