ロータの回転によって作られる遠心力の場に、気流に乗った粉体を流入させて微粉と粗粉を効率よく分級する遠心力型分級機です。粒子径調整やかさ密度調整に用いられています。
国内外でも多くの実績があり、品質、性能ともに世界最高水準の分級機として、あらゆる産業分野で幅広く使用されています。
ミクロンセパレータの構造
原料は気流により分級ロータへ運ばれます。
気流を伴った粒子の空気抵抗力が分級ロータの回転によって生じる遠心力より高い微粉は、分級ロータを通過し、微粉排出口を経由して、集塵機で回収されます。
一方、遠心力の影響を強く受けた粗粉はケーシング胴に沿って下降し、粗粉排出口から排出されます。
二次エアは、下降してくる凝集粒子を分散させ、再度分級ロータ部へ送ります。
繰り返し分級を促進することで、分級性能を向上させています。
分級径は、回転速度と風量により調整します。
分級点Dth = 3 ~ 150μm 程度で、高い汎用性があります。
微粉回収率が高くなります。
圧力損失が標準型最高回転で1.5kPa 程度と低く、シールエアを必要としません。また、付帯設備も簡素化できます。
研磨材の製造工程にも使用できます。
分級ロータの回転速度と風量で調整します。
各種粉砕機への付設が容易にできます。
フロー
粉砕分級プラント(微粉カット)
閉回路粉砕の例
カーボンブラック製造フロー例
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