当社の目指すDXは、社内に蓄積された各種情報をデジタルデータとして一元管理し、お客様に新たなサービスの提供を可能とすることです。
その実現のためには、引合・受注・設計・生産・販売といった一連の業務プロセスをしっかりと連携させる必要があり、ITグランドデザインの再構築を目的としたシステムの導入を推進しています。
一方、当社が手掛ける粉体プロセスのシステムに対して、機器の稼働状態や加工された粉体の評価結果をデジタルデータとして蓄積し、リモートで監視できるHOSOKAWA GEN4 RMを開発しました。機器トラブルや、加工された粉体の不良品などが発生した場合に、異常を知らせるメールが担当者へ即座に発信され、システム停止時間の削減や不良品率の低減を実現します。その結果は、生産効率向上によるCO2排出量削減や原材料ロスの低減にも貢献します。
この遠隔監視システムは当社テストセンターにも導入しており、納入する装置の試運転の様子や加工された粉体の粒子径などを、お客様のオフィスといった遠隔からご確認いただけるサービスを提供しています。