工業製品の製造に欠かせない粉体技術。 それを模式図にすると次のような流れで大きく10個に分類できます。
10個に大別した粉体の単位操作。それぞれにいろいろな操作原理、方法、機器があります。対象となる粉体の種類と目的に応じて、必要な機器を選び、最良な方法で操作すれば、経済的で効率の高い加工・生産ができます。 個々の操作に必要とされるハードをシステム化し、蓄積されたノウハウ・ソフトを加え、粉体に係わる「総合エンジニアリングサービス」をホソカワミクロンは提供しています。
多くの人は、粉といえば小麦粉をイメージするようです。 一般家庭で目にする機会が多いからでしょう。もちろん小麦粉の用途も、麺、パン、ケーキなどいろいろ。それらの用途に応じて、粒径を変えたり、グルテン・プロテインの含有量などを調整することで薄力粉や強力粉などを製造しています。このような調整を、粉砕、分級などの粉体技術を使って行うわけです。
生活の身のまわりをちょっと見回しても、香辛料・インスタントコーヒーなどの食品に始まり、顆粒状、タブレット状の医薬品、UVカット機能をもつファンデーションなどの化粧品は、粉体技術の対象としてイメージしやすいかもしれません。
粉体技術は、最終製品に必要な特性を引き出すために、原料あるいは中間製品の段階で非常に大切な技術です。あらゆる産業で横断的に必要としている技術といえるでしょう。
私たちの身のまわりものから、新素材を開発する最先端技術にまで幅広く活用されているのが粉体技術。その対象は、今では、テクノロジーを中心とした未来技術でも重要視されています。
粉体技術の進歩なくして科学の進歩はないとまでいえます。
ホソカワミクロンは、粉体技術・プロセステクノロジーで21世紀の未来を拓きます。