技術職には「プロセス設計」と「機械制御」2つの職種があります。プロセス設計は、お客様のニーズに応じて機械を組み合わせて粉体処理プロセスを設計・立案する仕事です。
数百種類の粉体処理機器のラインアップの中からお客様の要望を実現するために、ニーズを的確につかみ、最適な機器を選定し、それらの組み合わせ、最適な運転条件を考えながらオーダーメイドで粉体処理システム(プロセス)を開発、設計します。
機械制御は、粉体処理システムを粉体処理機器(ハード)が自動制御で稼働するように電気系の制御(ソフト)を行う仕事です。個々の粉体処理機械の性能を把握した上で最適な制御を考え、お客様のニーズに合ったオートメーションシステムに仕上げる役割を担います。仕事内容はそれぞれ違いますが、どちらも試行錯誤を重ねて、アイデアを形にするやりがいがあり、お客様との打ち合わせから、立案、設計、試運転まで担当するため、技術者としてものづくりの醍醐味を直接肌で感じられるポジションです。
粉体処理機器の詳細設計を行う仕事です。
回転体や大きな機械の強度計算を行い、細かな部品の寸法を決定し、二次元、三次元CADを駆使して図面にしていきます。様々なニーズに応えるビジネスを行う当社にとって設計職はとても重要な役割を担っています。
生産工場内に設計部の職場があるため、自分が設計した部品や機械がカタチになった姿を実際に見ることができるのも当社の設計職の魅力で、ものづくりの面白さを実感できる部門の一つです。設計する際には材料力学、熱力学、流体力学などの知識が必要となるため、これらの分野を学んだ機械系の方は、これまでの勉強が活かせる可能性が多くあります。
ハード、ソフト、新素材、加工技術といった粉体技術に関する研究開発を行う部門で、特に新たな粉体処理技術や機器を開発する仕事です。
お客様と接する営業職や技術職が持ち帰ってくる求められる粉体処理について、1~2年の期間の中で新技術や新製品の開発を行います。決められた期限までに成果を出さなければならず、大変なこともありますが、世の中に新しい価値を生み出し、産業の発展に貢献できる大きなやりがいのある仕事だと言えます。様々な機器や技術の知識や図面を書く能力も必要となるため、技術職や設計職などで経験を積んだ後に研究開発職に異動することもあります。
お客様に購入いただいた粉体処理機器のアフターサービスに関わる仕事です。
当社は機械販売後のアフターサービスにも注力しており、お客様が安心してものづくりをしていただくために必要な機械のメンテナンスや修理に携わる仕事のほか、粉体処理機器納入後の改造の立案をする仕事、さらにメンテナンスに関する専門知識を生かして国内や海外のお客様にアフターサービスの提案を担当する仕事(セールスエンジニア)など様々な職種があります。当社の製品の多くは、お客様の工場で生産設備として稼働しているため、アフターサービスに関わる社員は、社内での仕事だけではなく、客先に足を運ぶことも多くあります。技術者であっても、お客様や協力業者など多くの人と関わりながら仕事をすることが多いことも魅力の一つです。
お客様のニーズを的確につかみ、当社の粉体技術を駆使してその要望に応えられるような機械・装置を提案・販売する仕事です。
基本的に担当エリアを持ち、担当エリアにある多くの企業の中でどの企業を訪問するか、どのように提案を行うかなど営業活動については、個々の営業職に任されます。もちろん、上司と相談しながら進めますが、優先順位を考えながら自分で計画を立てます。正に自分自身の営業力・提案力を試すには絶好の仕事だと言えます。受注額は数億円の規模になることもあり、それらがお客様の役に立った時は、何にも代えがたい喜びとやりがいを感じることができます。
当社は職種によって差はありますが、技術系、研究開発系、営業系、事務系に関係なく、海外で活躍できるチャンスが数多くあり、その形態も海外出張、海外駐在、短期の語学研修など様々です。
特に技術職や海外を担当する営業職などは比較的海外出張が多くあります。技術職は粉体処理プロセスを立案・設計、試運転などを行う仕事で、近年、海外向けの案件が増加しており、現地での打合せや試運転など海外へ出張することが多くあります。また、海外エリアを担当する営業職は、当然お客様が海外にいるため、海外を飛び回ることが多くなります。一方、近年、中国、東南アジアなど成長が著しい新興国の市場開拓も積極的に推進しており、日本人の技術職や営業職が海外に駐在する機会も増えつつあります。海外で自分の力を試してみたい、当社の粉体技術を世界に広めたいという方にとっては、やる気次第でチャンスが拡がる会社です。