お客様の要望する粉等を得るために、どのような装置や機器構成が適当かを検討します。装置の種類や大きさの決定だけでなく、工場内への設置場所を提案したり、機器をつなぐ配管のレイアウトを提案する場合もあります。そのため、現地での確認・打合せの機会も多くあります。
要求される機器の構成に対してどのくらいの金額が必要か等の原価積算も重要な仕事です。実際に使用するであろうモータなど、外部からの購入品の見積を取りながら、当社の製品と組み合わせて、機器構成の金額を算出します。その金額は、実際にお客様に提出する見積のベースとなります。お客様に購入いただける場合は、機器の詳細仕様を工場へ連絡したり、購入機器の手配などを行います。それらが無事に製作完了・出荷された後、多くの場合はお客様のもとで試運転を行います。ここで問題がなければ一連の仕事の流れがひと段落することになります。現在もある会社向けに、機器の配置決定や外形仕様の検討を行っています。少しでもお客様に満足いただけるよう、日々創意工夫を凝らしています。
お客様に提供する製品に決まった様式は存在せず、その都度新しい製品を生み出すことができる点が当社の仕事の魅力です。
プロセスや外形仕様の決定は、お客様の指定がある場合もありますが、技術者側が判断する必要がある場合も多々あります。しかし提供する製品としては、何が正解なのかは決まっていません。ひとくちに粉を粉砕したい場合でも、当社には多数のラインナップが存在します。時には新しい型式の機械となる場合もあります。お客様の要望を反映した、満足いただける一品一様の製品を検討・提案・製造するたびに、日々新しい出会いがあります。
厳密な選考分野は異なるものの、学生時代に粉体工学を学ぶ機会があり、その経験を活かせる企業で働きたいと考えていました。また同時に化学工学的なプロセスに関わる仕事がしたいと思っていたので、この2点を同時に満たせたのが当社でした。
仕事内容の他では、勤務地も挙げられます。就職活動中に気づいたこととして、仕事上で化学工学的なプロセスに携わろうとする場合、職場も工場地帯付近になることが多いと思います。技術職として働くにあたり、都市部に近い生活拠点を持って働ける企業の割合は意外に少ないと感じました。
当社の好きなところは、様々な業界と関われる機会があるところ。分野を問わず、主に製造業では粉体を扱う頻度は高く、そのため、当社の機器を所有している/導入を検討している企業は多岐にわたります。お客様の企業規模も大小さまざまであり、実際に機器が設置される工場も国内はもちろん海外にもあり、実地に赴く機会も多々あります。
近年では医薬/電池材料等、最新の分野や技術にも当社の機器が導入される事例が増えており、当社の機器が、このような分野でも活躍していると知ることは、モチベーションの向上にもつながります。
どの企業もそうですが、就職活動中の学生からは企業の見える部分と見えない部分がどうしても存在します。そんな中で自らの希望が全て叶うような企業に就職できる人は非常に稀です。よって、就職活動をする上では、希望する条件に優先順位をつけ、思い描く未来のライフスタイルと照らし合わせることで、企業に対して妥協できる条件/できない条件をハッキリとさせることが大事だと私は考えています。その結果、ホソカワミクロンが選択肢に残った場合には、是非採用試験を受けていただければと思います。
当社の粉体処理機器は食品・医薬・化学など、あらゆる産業の様々なメーカーに利用されており、100年以上の歴史・粉体技術のノウハウをベースに粉砕・分級・乾燥・混合・造粒・集塵・測定・粒子設計などの機器を組み合わせて、お客様のものづくりのサポートをしています。
私は東京技術部に所属し、様々な物質を砕いて細かくする“粉砕機”、様々な粉体を目的の大きさに効率よく分ける“分級機”をメインに機器導入の検討、プロセス設計をしています。まずは、当社テストセンターでのテスト結果をもとに機器導入検討を始め、仕様確認や機器配置検討などでお客様の現場に足を運び、お客様のご要望をヒアリングをしながら、できること、できないことを判断します。お客様のご要望の仕様に限りなく近づけるために、わからないことがあれば先輩や上司に相談しながら生産性・操作性・作業性に問題がないか検討進めていきますが、一筋縄でいかないことはたくさんあります。日々頭を悩ませながら検討した機器・プロセスラインが製品になり、機器立ち上げの際は無事に稼働してお客様のご要望を満たすことができるか試運転作業でチェックを行います。個人的に技術職の業務の守備範囲は広いと考えていますが、経験を重ねるていく中で、できることが増えていく感覚は「自信」になり、また少しずつ引き出しが増えていく中で、自分なりのアイデアを組み込んで検討できるところは「楽しさ・やりがい」を感じることができます。
機器導入の検討から最終的な機器立上げまで、関われることが技術職の一番の醍醐味だと思います。しかし、一品一様の機器立案・設計の検討は一筋縄ではいかず、様々な困難や苦労があります。お客様の全てのご要望を叶えることは簡単ではなく、できる・できないを判断することも技術の大きな役割です。そのような検討段階でアイデアを組み込みながら、お客様のご要望を反映した機器が製品になり、機器納入時に要求を満たして喜んでもらえた時は、ほっとした気持ちと嬉しさ、達成感を感じることができます。私はまだ経験が浅いですが、経験を積んで技術力を上げていく中で色々な提案・引き出しを増やしながら、お客様にとって最善のプロセス設計を提案できるようになりたいと思っています。
私は大学で生物学を専攻していましたが、大学の特別講義で当社の名前を知りました。当社が粉砕処理機器を通して食品・医薬・化成品などの様々な幅広い産業のものづくりに貢献していることを知り、『様々な分野の産業に関わることができて面白そう!』と興味を持ったことを覚えています。その後、インターンシップに参加して心に残ったことが2つありました。1つ目は、社員の方の人柄が温かく、親身に接してくださったところ、2つ目は大学の大先輩の方と工場見学をさせて頂いた際に「この機械は、僕が設計した機械なんやでぇ」と紹介して頂いた時の説明や表情から滲み出る仕事に対する情熱・やりがいを感じ、心をグッと掴まれた感覚を今も覚えています。学生時代の専攻と仕事内容が大きく異なるため、かなり不安はありましたが、私は就職活動で『やりがい』と『人間関係』の部分を重視していたため、新たに粉体工学の分野にチャレンジしてみよう!このような先輩の方々と一緒に働いてみたい!ここなら自分の強みを活かして仕事ができるはずだ!と思い、選考に臨みました。
私は当社の「会社の風通しの良い雰囲気」が好きです。
私は東京テストセンターで2年半、技術職として3年近く働いていますが、日々、先輩・上司からは親身なサポートを頂き、何でも聞くことができ、相談できる関係の中で業務にあたっています。また、他部署との間でも数多くの社員の方々が丁寧に相談に応じてくださるので、心強く感謝ばかりです。仕事の話ばかりでなく、何気ない話、趣味・プライベートについても気さくに話せる雰囲気の良さはあると思います。入社時には、粉体工学の知識がなく、ゼロからのスタートになったとしても全く問題はありません。みんなで成長しよう!という温かく、熱い気持ちをもった職場で一緒に働いてみませんか?
就職活動を通して、これから自分が働く会社を決めることは容易なことではないと思います。世の中にはたくさんの企業があり、恥ずかしいながら私は働いてからたくさんの企業を知りました。限りられた時間になると思いますが、たくさんの企業を研究することはかなりのアドバンテージです。色々なことに興味を持ち、すぐに行動に移す・チャレンジすることで、チャンスをものにして欲しいと思います。またそれぞれ就職先を選定するにあたり、大事にしている価値観があると思います。例えば「仕事内容」・「勉強した事を活かせる」・「会社の雰囲気」・「やりがい」・「お給料」・「勤務地」・「人間関係」などです。私はその中で当社の「会社の雰囲気・やりがい・人間関係」を重視して入社を決めました。自分が会社に求める価値感を大事にしながら、自分らしさを発揮できる場所を見つけて欲しいと思います。
当社の扱う製品は「粉砕・分級・混合・乾燥・集塵・造粒・粒子設計・測定」といった多種多様な粉体分野を扱う機械で、技術職の仕事は、それらを組み合わせることで、お客様の求める仕様に沿ったシステムを構築し提供する仕事です。技術職は機械担当と電気担当の二つの分野があり、私は電気担当に当たる電気計装課に所属しています。
電気計装課の主な仕事は、機械担当が立案したシステムを電気の力で機械を動かし、システムを制御するプログラムを作成することです。仕事の流れとしては、機械担当が立案したシステムに沿った制御盤の設計・製作 →システムを制御するためのプログラムを作成 →試運転にて最終確認を行います。特に重要な試運転では実際にお客様の工場へ出向き、機械を動かすことで問題がないかをチェックします。お客様が実物を見て修正や変更があった場合には、満足いただけるまでその場で対応に当たるため、対応力や理解力が試されますが、やり遂げた時には成長を実感することができる仕事です。
私の所属する電気計装課は担当の分野などがないため、「粉砕・分級・混合・乾燥・集塵・造粒・粒子設計・測定」などのあらゆる知識が必要となってきます。特に当社の特徴としてお客様ごとに目的が違うため、粉体の取り扱いも異なります。そのため、私たちが提供するシステムもその度に新しいものとなるため、常に勉強しなけらばならないと感じています。そういった点では、非常に大変な仕事ですが、実際に試運転の現場などで自分が構築したシステムが動いているのを見ると達成感や成長の実感を得られ、とてもやりがいを感じます。
当社については、実家が近くにあることもあり、昔からその存在は認識していましたが、何をしている会社なのかは全く知りませんでした。知るきっかけとなったのは学校が主催したキャリアセミナーで、当社の会社名を見かけ、そのブースに立ち寄った時でした。学校の研究ではパワーエレクトロニクスを専攻していたため、粉体技術分野は全く知識はありませんでしたが、携わる業界の広さに興味を惹かれ、コロナ過の時世もあり1日のみのインターンシップに応募しました。その時に体験したのが電気計装課でした。取り扱う機械の種類の多さやそれらを組み合わせたシステムの制御を構築する仕事に触れ、当社への興味は大きくなりました。他にも興味のある企業はありましたが、当社に勝るものはなく、結果内定をいただくこととなりました。
当社は粉体業界という特性上、様々な業界のお客様と仕事をする機会があります。試運転などでお客様の工場などに行くと、業界ごとにルールや規則があり、考え方の違いに驚くことがあります。また、お客様とお話ししていると分かる業界の特色のようなものもあり、知る度に面白いなと感じています。そういったものは実際に関わってみないことにはわからないことです。このような経験はあらゆる業界に携わる粉体業界だからこそできたもので、そういった貴重な経験をできるのも当社の魅力の一つだと思います。
私は学生の頃、粉体とは一切関わりのないパワーエレクトロニクスの分野で太陽電池関連の研究をしていました。当然、粉体についての知識などなく、やっていけるかと正直不安に思いましたが、入社すると新人で粉体の知識がある人の方がレアケースだということを知りました。
ホソカワミクロンという会社は気になっていても、粉体については何も知らないからと気後れしてしまう必要は全くありません。入社すれば、皆スタートラインは変わりませんので、当社のことが気になったのであれば、前に進んでみるのもいいかと思います。