新しく生まれかわった本社工場

本社工場の建て替えが始まったのが2018（平成30）年11月でした。工場機能を停止させることなく、同じ場所で建替えするため、工場を北側と南側で大きく分割し、片方だけ取り壊して新しい建物を作り、稼働させてから、残りの部分を建て替える、というスクラップ＆ビルド工法が採用されました。2019（令和元）年12月に第一期工事が、2021（令和3）年1月には全体の工事が完了しました。
この新工場の建設にあたっては「安全性の確保」・「作業環境の改善」・「機能性の向上」・「環境への配慮」などを主眼においています。例えば高所作業を削減するための地下ピットの建設と、落下防止策ならびにガス濃度の常時監視による安全性の確保、高所で乗り込むクレーンではなく地上から操作する無線式を採用することによる作業時間の大幅な短縮、高性能な防音機能を持ち、またLAN により事務棟あるいはお客様のオフィスで装置の状況を確認できる試運転室、一般的な工場の1/100の浮遊粒子しか存在しないクリーンルームである医薬 / サニタリー機器専用組立室、人体に被害を及ぼす可能性がある塗装やバフ作業、有機溶剤による脱脂洗浄作業を実施する専用ブースの設置、などを設けました。
また旧工場の4階にあった食堂は新しい厨房装置とともにカフェテリアとして生まれ変わり、社員の心と胃袋を満たしています。